病院長挨拶

 

 JCHO(ジェイコー)埼玉メディカルセンターのホームページにおこしいただきありがとうございます。

 当院は、昭和23年にここ北浦和の地に開院して73年の歴史のある病院であり、地元の医師会の先生方と密接な関係を保ちながら地元の住民の方々が安心できるような医療を提供してきました。
この1年半は新型コロナウイルスに全世界が翻弄されました。当院は公的病院として昨年2月より、積極的に新型コロナウイルスの患者さんを診療し、現在まで650人以上の入院患者さんの治療をしてまいりました。現在も、熱のある患者さんは、一般外来と別の場所で診察しておりますので、一般の外来患者さんは安心して受診できます。病棟もコロナ専用病棟、コロナの疑い病棟とほかの患者さんと接触のないように分けております。ワクチン接種も医療関係者、高齢者の方々は終了しています。

 さて、昨年は4月に待望の訪問看護ステーションが開設され、当院は、健診センター、病院、老人保健施設、訪問看護と一連の診療、介護を完結できる施設となりました。また昨年9月には「地域医療支援病院」の指定を受けました。地域医療支援病院は、地元の医師会の先生方と連携し、普段の診療は地元のかかりつけ医の先生にお願いし、入院治療、特別な検査が必要になったら、当院へ紹介していただき受診するといった形式です。退院後はまたかかりつけ医の先生に通院治療をお願いします。そこで、当院を受診するときは、必ずかかりつけ医の先生の紹介状をお願いいたします。周辺の大きな病院はすべて指定を受けています。地域の基幹病院は、入院治療、救急治療に力を入れるようにとの厚労省の考えです。今後、しばらく我々はwith coronaの状況で生活していかなくてはいけません。当院は地域の住民の方々のために良質な医療を提供していきたいと思っております。今後ともよろしくお願いいたします。

2021年10月

JCHO埼玉メディカルセンター

院長 吉田武史

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