創傷治療センターのご案内

創傷治療センターのご案内(2008年8月21日開設)

 

形成外科では『治らない慢性的な傷』を治療する創傷治療センターを開設しました。

通常、体に傷がつくと2週から3週間で治る場合がほとんどです。傷が1ヶ月以上も治らない場合、何らかの原因で創傷治癒が傷害されている可能性が高いと思われます。糖尿病や動脈硬化などの内科的な疾患が創傷治癒を遅延させることは最近、広く知られています。これ以外にも、低栄養状態や特殊な姿勢による褥瘡、靴擦れなどの生活習慣も創傷治癒に大きな影響をあたえます。

創傷治療センターでは、医師のみならず、皮膚・排泄ケア認定看護師(WOC)、糖尿病看護認定看護師などの専門家が治療に参加することで、「治りにくい傷」を総合的に治療していきます。

治療疾患例

  1. 糖尿病による足指の皮膚潰瘍・壊死
  2. 動脈硬化(閉塞性動脈硬化症、バージャー病)による下肢の皮膚潰瘍・壊死
  3. 静脈瘤やリンパ浮腫にともなう難治性の皮膚潰瘍
  4. 熱傷や皮膚欠損などの治りにくい傷
  5. 手術や外傷後(骨髄炎など)の傷
  6. 胼胝や魚の目などのフットケアを要する傷

【外来診療日】毎週木曜日・午後1時から4時まで

創傷治療センターの外来診療は完全予約制です。(電話048-832-4951病院代表)から、形成外科外来の窓口受付けにご連絡いただき予約をお願いします。 予約の電話は月曜から金曜の午後1時から4時の間にお願いします。