診療・各部門
循環器内科
対象疾患
現在循環器内科は6名で診療を行っています。スタッフ3名が日本循環器学会の専門医であり、病院も循環器学会研修施設に認定されています。私たちは虚血性心臓病、不整脈、弁膜症、心筋疾患、心不全、高血圧、肺循環障害、末梢血管疾患など成人の循環器系疾患に幅広く対応しています。
循環器疾患の診療に欠かせないのが、心臓カテーテル検査およびカテーテル治療です。当院では2012年12月に最新の心臓カテーテル検査室と撮影装置を整備しました。
装置はシーメンス社製で2方向同時撮影が可能です。2方向同時撮影を行うことで心臓の立体構造の把握が容易になるほか、造影剤の使用量も半分ですみます。検査室には撮影装置だけでなく、大画面モニター、自動注入装置、心電計、除細動器、血管内超音波装置、心腔内電位三次元マッピング装置、大動脈内バルーン・パンピング、経皮的人工心肺などなど、多くの周辺機器があります。カテーテル検査時には医師、看護師だけでなく、放射線技師、臨床工学士、などの専門スタッフが参加し、抜群のチームワークを誇っています。
カテーテル検査の主な対象は虚血性心臓病、末梢血管疾患、不整脈です。前二者では心臓や下肢の動脈を造影し、狭窄や閉塞が見つかればバルーンやステントを用いて治療(血管拡張術)を行います。また頻脈性不整脈に対しては、発作の原因となる異常部位を焼灼(カテーテルアブレーション)して治癒させることが可能です。私たちはこれらの治療を適応があると思われる方には積極的に施行しています。
外来担当医紹介
名前 | 職位 | 専門 | 資格 |
---|---|---|---|
久保 典史 | 副院長 | 循環器救急と集中治療 冠動脈インターベンション治療 |
日本内科学会総合内科専門医 日本循環器学会専門医 日本心血管インターベンション治療学会名誉専門医 |
平原 大志 | 部長 | 不整脈治療と循環器一般 カテーテルアブレーション ペースメーカー、テバイス治療 |
日本循環器学会専門医 不整脈専門医 日本心血管インターベンション治療学会認定医 |
和田 浩 | 部長(兼救急科) | 循環器救急 肺高血圧治療 |
日本循環器学会専門医 日本超音波医学会専門医 |
鶴巻 良允 | 医長 | 冠動脈治療 冠動脈インターベンション治療 末梢血管治療 |
日本内科学会総合内科専門医 日本循環器学会循環器専門医 日本心血管インターベンション治療学会認定医 |
齊藤 遥平 | |||
野濱 正輝 | |||
小池 正隆 | |||
中村 百花 |
施設認定
日本循環器学会研修施設
日本心血管インターベンション治療学会研修関連施設
日本不整脈学会不整脈専門医研修施設
後期研修医募集
循環器内科コース
当院の循環器内科には日本循環器学会専門医3名が在籍し、日本循環器学会研修施設です。
さらに日本不整脈学会不整脈専門研修施設、日本心血管インターベンション治療学会研修関連施設に認定されており、それぞれの分野で専門医の取得が可能です。
- 当院での研修の特徴
豊富な症例があるため循環器専門医取得に必要な症例を充分に研修することが可能です。検査・治療手技の取得が容易です。
常勤医師6名在籍しており、専修医一人ひとりにきめ細かい指導を行います。 - 病棟業務
一般病棟の入院患者診療にあたるほか、緊急・重症患者はHCU病棟に収容し、集中治療を担当します。
院内各専門診療科をローテートし、内科専門医取得に必要な症例が経験できます。 - カンファレンス
毎週月曜日と木曜日朝8時より5階西の循環器・呼吸器病棟で行います。抄読会その他勉強会を随時行っています。 - 外来業務
循環器専門外来、ペースメーカ外来、内科初診、内科救急などを担当します。 - 業績目標
日本循環器学会、日本不整脈学会、日本心血管インターベンション治療学会などに参加し、筆頭者としての学会発表または論文発表を行えるよう指導します。 - 後期研修後の進路について
自治医科大学附属さいたま医療センターとの提携病院であり、同大学循環器内科への入局、当院での常勤医師として継続するなど相談に応じます。