マンモグラフィ検査

診療・各部門

マンモグラフィ検査について
マンモグラフィは乳房専用のX線撮影のことです。乳房専用撮影X線装置を用いて乳房を圧迫し、乳房の組織の差を映し出すことで病変を写し出します。
マンモグラフィでは石灰や小さな腫瘤のように触れることのできないような病変を写しだし、早期乳がんや乳がん以外の病変も見つけ出すことが可能となります。
当院は健診マンモグラフィ撮影認定技師が多数在籍しています。また、マンモグラフィ健診施設画像認定を取得しており、質の高いマンモグラフィ画像の提供を行っています。
【マンモグラフィー検診施設画像認定証】 【マンモグラフィ技術試験認定証】
マンモグラフィ検査の流れ
   受付   
1階放射線科受付にて受付をし、案内に沿って2階健診センター乳腺撮影室までお越しください。
順番にお呼びします
   準備・着替え   
本人確認のためお名前をお尋ねいたします。
上半身は検査着1枚にお着替えいただきます。
   撮影   
左右の乳房の撮影を行います。通常片方の乳房につき上下方向(頭尾方向)と斜め方向(内外斜位方向)の2枚ずつ、左右合わせて4枚撮影します。
撮影時、乳房を引っ張りだし圧迫版にてできる限り薄く伸ばし撮影します。
必要に応じて追加撮影を行います。
   結果説明   
しっかりと撮影ができていることが確認出来たら検査終了となります。
結果については、当日または後日の診察時に主治医より説明があります。検診の場合は、郵送にて他の検診結果と一緒にお送りします。
検査時間は約10分ほどとなります。
お待たせする場合もございますがご了承ください。
マンモグラフィ検査の注意事項
以下の方は原則としてマンモグラフィ検査は行えません。主治医・担当技師にお申し付けください
・妊娠中・妊娠の疑いのある方
・授乳中の方
・ペースメーカーやポートなど胸部に埋め込みをしている方
・豊胸手術や乳房形成術を行っている方
・胸部外傷(肋骨骨折や打撲など)で治療中の方
マンモグラフィ装置の特徴
マンモグラフィ画像は乳腺内の石灰化や腫瘍などの病変を写し出します。
高精細な画像が求められるため、衣服や髪の毛などが入り込んでしまうと画像に影響を及ぼします。また、できるだけ乳房を薄く延ばして圧迫することで乳腺とその中に隠れている腫瘤が見つけやすくなります。
当院ではマンモグラフィにて見つかった病変を採取し、良悪性の判断のために行うステレオマンモトーム検査も行っています。
キヤノンメディカルシステムズ
【乳房撮影装置 Pe・ru・ru DIGITAL】
当院で発見された乳がんの1例
シーメンス
【マンモトーム装置 MammoTest】
マンモグラフィ検査のFAQ
Q:どうして乳房を圧迫する
A:乳房を圧迫し、均一に薄く伸ばすことで放射線の被ばく線量の低減、乳腺と病変を分離して撮影することが可能となり病気の発見率の向上、動きによるブレの低減などの効果を得ることができます。

Q:痛みはどのくらいありますか
A:痛みは個人差があります。痛みが強く我慢できないときには担当の技師に相談ください。

Q:放射線の被ばくはどのくらいですか
A:乳房の厚みや乳腺の量によって個人差がありますが、身体に影響の出る放射線量ではありませんので安心して検査をお受けください。