診療・各部門
放射線技術部技師長からご挨拶
放射線技術部は、診療放射線技師(28名)、医師、看護師、事務員で構成され、一般撮影・透視検査・CT・MRI・核医学検査・血管撮影等の画像検査及びIVR、放射線治療の業務をチーム医療の中で互いに協力し合いながら実践しています。
320列CT装置を始めとして3TMRI装置、一般/透視検査は全てFPDパネル装備等の高性能の装置、放射線治療においてはIMRT治療等の高度な技術を駆使して放射線を取扱う医療人として、患者さまに安心・安全な検査・治療が提供できるよう心掛けています。
また研究活動に関しても力を入れており、学会発表、認定資格の取得等の活動を啓発し、それらの活動を通じて技術や探求心の向上に努めています。
(放射線技術部技師長 奥田 圭二)
理念・基本方針
個々がチーム医療の一員として、最適な画像情報・適切な治療の提供と医療安全・感染管理に努め貢献します
1)患者さまの人間性を尊重し、温かさ・思いやり・優しさをもって接する
2)医療機器の効率的な運用と検査の待ち時間の短縮化を行う
3)コミュニケーションを図り、安全で明るい職場づくりを実践する
4)災害時や緊急時においても適応できる、柔軟な知識や対応技術を習得する
スタッフ・人員構成
放射線診断科 部長 | -名 | 放射線技術部 技師長 | 1名 |
放射線科医(非常勤含む) | 4名 | 放射線技術部 副技師長 | 1名 |
放射線治療科 部長 | 1名 | 放射線技術部 主任 | 4名 |
放射線治療医(非常勤) | 3名 | 診療放射線技師(男性) | 9名 |
放射線科 事務員 | 3名 | 診療放射線技師(女性) | 13名 |
(2023年4月現在)
主な診療・治療機器一覧
一般撮影装置 | 4台 | CT装置(診断用) | 2台 |
ポータブル撮影装置 | 3台 | MRI装置 | 2台 |
移動式外科用イメージ | 2台 | 核医学検査装置(SPECT/CT) | 1台 |
X線透視装置 | 6台 | 血管撮影装置 | 2台 |
乳房撮影装置 | 1台 | リニアック装置 | 1台 |
骨塩定量装置 | 1台 | CT装置(治療用) | 1台 |
(2022年6月現在)
検査・治療実績
モダリティ | 件数 | モダリティ | 件数 | ||||||
R1年度 | R2年度 | R3年度 | R4年度 | R1年度 | R2年度 | R3年度 | R4年度 | ||
一般撮影 | 49,715 | 48,164 | 51,860 | 48,545 | 血管撮影 (アンギオ) |
13 | 9 | 20 | 19 |
透視(TV) | 2,012 | 1,511 | 1,215 | 985 | 循環器 (心カテ) |
637 | 644 | 590 | 562 |
乳腺(MMG) | 6,145 | 5,087 | 5,501 | 3,909 | 核医学 (RI) |
1,038 | 920 | 1,050 | 790 |
骨塩定量測定 | 1,851 | 1,713 | 1,833 | 1,742 | 放射線治療 (リニアック) |
7,057 | 6,044 | 6,399 | 6,596 |
CT | 14,792 | 15,334 | 15,392 | 15,518 | 検診 (胸部XP) |
17,363 | 13,224 | 15,542 | 15,819 |
MRI | 5,485 | 4,569 | 5,315 | 5,381 | 検診 (MDL) |
11,278 | 8,678 | 9,776 | 9,548 |
専門・認定資格者数
分野 | 専門・認定資格 | 有資格者数 |
放射線 安全管理 |
第1種放射線取扱主任者 | 3 |
第2種放射線取扱主任者 | 2 | |
第1種作業環境測定士(放射性物質) | 1 | |
X線作業主任者 | 3 | |
γ線透過写真撮影作業主任者 | 3 | |
衛生工学衛生管理者 | 1 | |
第1種衛生管理者 | 1 | |
放射線管理士 | 12 | |
放射線機器管理士 | 12 | |
放射線被ばく相談員 | 1 | |
放射線治療 | 放射線治療専門放射線技師 | 1 |
放射線治療品質管理士 | 1 | |
CT | X線CT認定技師 | 4 |
肺がん検診CT認定技師 | 1 | |
Ai認定診療放射線技師 | 5 | |
画像等手術支援認定技師 | 2 | |
MR | 磁気共鳴(MR)専門技術者 | 3 |
消化管 | 胃がん検診専門技師 | 4 |
胃X線検診読影補助認定技師 | 1 | |
胃がんX線検診指導員 | 1 | |
胃がんX線検診読影/技術部門B資格 | 4 | |
消化器内視鏡技師 | 1 | |
小腸カプセル内視鏡読影支援技師 | 1 | |
総合健診指導士 | 1 | |
乳腺 | 検診マンモグラフィ撮影認定技師 | 9 |
ピンクリボンアドバイザー初級 | 5 | |
ピンクリボンアドバイザー中級 | 1 | |
救急 | ICLS | 3 |
BLSプロバイダー | 1 | |
医療情報 | 医療情報技師 | 2 |
医用画像情報精度管理士 | 3 | |
ITパスポート | 1 | |
教育 | 臨床実習指導教員 | 2 |
その他 | 介護福祉士 | 1 |
潜水士 | 1 |
分野 | 講習会等 | 修了者数 |
放射線 安全管理 |
放射線取扱主任者定期講習 | 1 |
医療放射線安全管理責任者講習会 | 2 | |
医療機器安全管理責任者養成講習会 | 1 | |
医療安全管理者養成研修 | 1 | |
業務拡大講習 | 業務拡大に伴う統一講習会 | 21 |
タスクシフト | 告示研修(e-ラーニング) | 26(92.9%) |
告示研修(実地研修) | 25(89.3%) | |
院内IVナース(Level2)認定 | 11 | |
核医学 | 放射性医薬品取り扱いガイドライン講習会 | 10 |
塩化ラジウム(Ra-223)注射液を用いたRI内用療法における適正使用に関する安全取り扱い講習会 | 4 | |
PET研修セミナー | 1 | |
乳腺 | デジタルマンモ品質講習会 | 1 |
その他 | 食品衛生責任者養成講習会 | 1 |
分野 | 施設認定 |
乳腺 | マンモグラフィ検診施設画像認定施設 |
CT | Ai撮影参加施設 |
消化管 | 胃X線検査精度管理調査参加施設(評価A認定) |
胸部 | 胸部X線検査精度管理調査参加施設(評価A認定) |
被ばく | 医療被ばく低減施設認定施設(受審中) |
教育 | 臨床実習指導施設(準備検討中) |
所属学会 |
日本診療放射線技師会 日本放射線技術学会 東京都放射線技師会 埼玉県放射線技師会 日本放射線腫瘍学会 日本消化器内視鏡技師会 オートプシーイメージング学会 |
日本核磁気共鳴学会 日本CT技術学会 日本核医学会 日本アイソトープ協会 日本医療情報学会 日本カプセル内視鏡学会 医療の質・安全学会 |
日本放射線公衆安全学会 日本消化器がん検診学会 日本消化器がん検診精度管理評価機構 日本人間ドック学会 日本総合健診医学会 日本超音波医学会 |
臨床実習施設
1)放射線技術部は以下の学校の臨床実習施設(診断部門・治療部門)に指定されています。 |
●帝京大学医療技術学部診療放射線学科 ●城西放射線技術専門学校診療放射線学科 ●中央医療技術専門学校診療放射線学科 ●東京電子専門学校診療放射線学科 |
実績:令和2年度7名、令和3年度13名、令和4年度16名の実習生を受け入れ
2)在籍職員出身校 | |
〇群馬県立県民健康科学大学診療放射線学部(旧群馬県立福祉大学校) | 1名 |
〇茨城県立医療大学保健医療学部放射線技術科学科 | 2名 |
〇駒澤大学医療健康科学診療放射線技術科学科 | 2名 |
〇帝京大学医療技術学部診療放射線学科(帝京放射線専門学校) | 9名 |
〇岐阜医療科学大学保健科学部放射線技術学科 | 1名 |
〇つくば国際大学保健医療学部診療放射線学科 | 1名 |
〇純真学園大学保健科学部放射線技術科学科 | 1名 |
〇日本医療科学大学保健医療学部診療放射線学科 | 1名 |
〇東洋公衆衛生学院診療放射線技術学科 | 3名 |
〇城西放射線技術専門学校診療放射線学科 | 5名 |
〇東京電子専門学校診療放射線学科 | 1名 |
〇中央医療技術専門学校診療放射線学科 | 2名 |
(専門学校卒:学位取得者4名、取得中2名)
実際の勤務について
放射線技術部の勤務体制は、令和2年9月より完全2交代制で運営しています。
日勤者8時30分から17時15分、夜勤者17時15分から翌10時30分迄のシフト制です。夜勤担当者は1名で対応しており1人当たり1~2回/月です。大まかな業務量は一般撮影200件/日、CT60件/日、MRI25件/日、健診MDL50件/日、放射線治療25件/日などで全モダリティで480件/日です。また、当直時の撮影は15件/日です。部門によっては早出のシフト、残り番のシフトがあります。超過勤務は1人当たり3時間/月です。
放射線技術部内でもスキルアップのため部内での様々な課題に対しての勉強会や企業からの説明会等を適宜お願いして”up to date”を心掛けています。(下記はR3、R4年度部内勉強会一覧)
令和3年度 部内勉強会
日時 | 時間 | 場所 | 題名 | 演者 | 参加人数 |
2021年6月4日 | 17:30~19:30 | 大会議室1/ 各撮影室 |
PiranhaX線QAアナライザの概要 | (株)アクロバイオ 渡辺圭悟 様 |
27 |
2021年6月22日 | 17:30~19:30 | 3F 大会議室3 |
Aquilion Prime SP iEdition(80列CT)の特徴 | キャノンメディカルシステムズ 穴見和寛 様 |
18 |
2021年7月9日 | 17:30~18:00 | 3F 大会議室 |
日勤・夜勤の緊急MRI検査に向けて | 放射線技術部 鈴木優太 |
19 |
2021年9月24日 | 17:30~18:30 | 3F 大会議室3 |
検診マンモグラフィーで発見された乳がん | 放射線技術部 御厨香名 |
20 |
2021年9月24日 | 17:30~18:30 | 3F 大会議室3 |
検診胃部統計と急性腹症(虫垂炎) | 放射線技術部 田中一臣 |
20 |
2021年10月4日 | 17:15~17:30 | 3F 中会議室 |
放射線検査の医事点数について | 医事課 中野一実・寺沢貴彦 |
19 |
2021年10月29日 | 17:30~18:00 | 3F 大会議室3 |
学会予演会/当院MRI装置における拡散強調画像撮像条件の検討 | 放射線技術部 田島大 |
18 |
2021年10月29日 | 17:30~18:00 | 3F 大会議室3 |
学会予演会/当院3TMR装置における造影3D-T1撮像条件の検討 | 放射線技術部 飯島茂樹 |
18 |
2021年11月9日 | 17:15~17:30 | 3F 大会議室3 |
感染症対策と当院COVID-19の統計 | 感染対策室 宮田貴紀 |
20 |
2021年11月15日 | 17:30~18:30 | 3F 中会議室 |
SPECT装置最新情報提供 | シーメンス 様 GEヘルスケア 様 |
15 |
2021年11月15日 | 18:30~19:00 | 3F 中会議室 |
学会予演会/他院バリウム検査にて誤嚥し 当院入院となった1症例について |
放射線技術部 田中一臣 |
15 |
2021年12月6日 | 17:15~17:30 | 3F 中会議室 |
モニターについて | 臨床工学室 細田祥 |
19 |
2021年12月15日 | 18:00~20:00 | 3F 大会議室 |
MRI装置最新情報提供 | GEヘルスケア 様 シーメンス 様 フィリップス 様 キャノン 様 |
20 |
2022年1月11日 | 17:15~17:45 | 3F 大会議室3 |
事故防止について | リハビリテーション部 沼田友一 |
18 |
2022年2月22日 | 17:30~18:15 | 3F 大会議室3 |
放射線科の感染対策 | 放射線技術部 北山貴章 |
13 |
2022年2月25日 | 17:30~19:00 | 3F 大会議室1,2 |
学会予演会 | 放射線技術部 吉原玲奈 川久保優妃 浅賀やよい 横田龍士 田島大 |
15 |
2022年3月11日 | 17:30~18:30 | 3F 大会議室1 |
ちょっと役立つ造影検査に関する話題Ver3 | バイエル製薬 小西達也 様 |
20 |
2022年3月16日 | 17:30~18:15 | 3F 大会議室3 |
放射線科の感染対策 | 放射線技術部 北山貴章 |
12 |
令和4年度 部内勉強会
日時 | 時間 | 場所 | 題名 | 演者 | 参加人数 |
2022年7月11日 | 17:30~18:00 | 3F 大会議室3 |
ガドテル酸メグルミンおよび造影剤投与方法、造影剤血管外漏出について | GEヘルスケアファーマ株式会社 横尾裕一 様 |
16 |
2022年8月15日 | 17:30~18:00 | 健康管理 センター |
大腸内視鏡検査前処置中に行う簡易的なエントログラフィ検査についての検討 | 放射線技術部 田中 |
14 |
2022年8月31日 | 17:30~18:30 | 3F 中会議室2 |
心臓CT 撮影から3D処理まで・心カテとの比較 | 放射線技術部 川久保 |
18 |
2022年9月12日 | 17:30~18:30 | 3F 大会議室3 |
・当院でのPVI前造影CT検査における手術支援画像の検討 ・DXA装置の各スキャンモードにおける体厚の違いが腰椎測定値に与える影響 |
放射線技術部 北山 長谷川 |
22 |
2022年9月29日 | 17:30~18:30 | 3F 大会議室3 |
バリアン社製 TrueBeamの紹介 | バリアン社 担当者様 | 19 |
2022年10月18日 | 17:30~18:00 | 3F 中会議室2 |
・目の水晶体用線量計を 用いた放射線防護メガネの有用性 ・DXA法における腰椎の体位変化が骨密度に及ぼす影響 ・有鉤骨鉤撮影の 補助具の作成と有用性 について |
放射線技術部 馬場 御厨 加藤 |
24 |
2022年10月27日 | 17:30~18:30 | 3F 中会議室2 |
エレクタ社製 VersaHDの紹介 | エレクタ社 担当者様 | 20 |
2022年11月15日 | 17:15~18:30 | 3F 大会議室3 |
健診センター症例報告会 | 放射線技術部 田中 浅賀 臨床検査部 北澤 |
29 |
2023年1月13日 | 18:00~18:30 | 3F 大会議室3 |
健診における胃X線検査の鎮痙剤使用有無による画像の検討 | 放射線技術部 佐々木 |
26 |
2023年1月27日 | 17:30~18:30 | 3F 大会議室1 |
感染症について | 感染看護室 宮田 |
18 |
2023年1月30日 | 17:30~18:30 | 3F 中会議室2 |
・核医学検査について・インスリンポンプ・持続グルコース測定器装着時の対応 | 放射線技術部 吉原 北山 |
20 |
2023年2月21日 | 17:30~18:00 | 3F 大会議室3 |
・当院の一般撮影における再撮影率の傾向と対策・前立腺IMRTにおけるハイドロゲルスペンサー、金マーカーの有用性 | 放射線技術部 濱田 浅賀 |
18 |
また、私たちの仲間はそれぞれ趣味やライフワークに合わせて個性豊かで情操面についても豊かで頼もしい仲間の集まりです。具体的には武道では空手道、剣道、柔道、弓道の有段者やスポーツでは陸上、野球、サッカー、ラグビー、バスケットボール、卓球、ダンス、水泳等を学生時代に行っていた者や、ボディビルダー、マラソン、釣り等の趣味、愛犬家や潜水士の資格を持つ者、文化的なものでは書道や暗算十段、そして経済に興味を持ち株や金など扱う者などユニークで多彩な仲間達で構成されています。